スマートフォンを手に持ち、画面を見つめている女性の手元。放課後等デイサービスに休みの連絡を入れようとしている場面のイメージ 🤝 療育・支援サービス
療育・支援サービス 公開: 2026年5月27日

放課後等デイサービスを休むときの連絡と理由|欠席時のお金と休みが多いときの考え方

この記事の目次
  1. 放課後等デイサービスを休むときの連絡はいつ・どうする?
  2. 休む理由はどこまで伝えればいい?
  3. 休んだ日にお金はかかる?欠席時対応加算の仕組み
  4. 休みが続く・欠席が多いと、契約や枠はどうなる?
  5. 行き渋りで休みがちなときの考え方
  6. まとめ

朝ごはんの途中で「今日はデイ行かない」と言われる、熱はないけれど顔色が冴えない、送迎の車が来る時間まであと30分——。電話をかける指が止まるのは、「またお休みです」と言うのが申し訳ないからかもしれません。先にお伝えすると、休むこと自体は悪いことではありません。押さえておけばいいのは、連絡のタイミングと伝え方、そしてお金と契約の仕組みだけです。この記事では、放課後等デイサービスを休むときの連絡の例文、理由の伝え方、休んだ日にお金がかかる場合の仕組み(欠席時対応加算)、欠席が続いたときの考え方を順に整理します。

放課後等デイサービスを休むときの連絡はいつ・どうする?

休むと決めたら、分かった時点で、事業所が決めている方法で連絡するのが基本です。送迎がある日は、迎えの車が出る前に伝えるのがいちばん大事なポイントです。

連絡の方法は事業所によって違います。電話だけのところもあれば、連絡アプリや連絡帳で受け付けるところもあります。朝の何時までに連絡してほしいという締め切りを決めている事業所もあるので、契約のときにもらった重要事項説明書や利用のしおりを一度見ておくと、当日あわてずにすみます。

当日の朝の流れは、だいたい次のようになります。

1
休むと決める迷う日は「送迎の時間までに決める」と区切りをつけておくと、朝の消耗が減ります。
2
送迎の前に連絡する電話・アプリ・連絡帳など、事業所が決めた方法で伝えます。
3
理由と次に行く日をひとこと添える「熱っぽいので」「次の水曜は行く予定です」くらいの短さで十分です。
4
折り返しの電話には様子を伝える事業所から体調や家での様子を聞かれることがあります。分かる範囲で答えれば大丈夫です。

連絡の文面は、長く書く必要はありません。そのまま使える例を場面別にまとめました。

場面電話で伝えるときアプリ・連絡帳で伝えるとき
体調不良「今朝から熱が37度8分あるので、今日はお休みします」「発熱のため本日お休みします。次回は体調を見てご連絡します」
通院・学校行事「来週火曜は通院があるので、その日はお休みさせてください」「◯日(火)は通院のためお休みします」
疲れ・行き渋り「今朝はかなり疲れていて、行きたくないと言っています。今日は休ませます」「本人の疲れが強いため本日お休みします。最近の様子を今度ご相談させてください」
家庭の都合「家の用事で、今日はお休みさせてください」「家庭の都合で本日お休みします」

休む理由はどこまで伝えればいい?

理由は短く、事実だけで十分です。事業所が知りたいのは、その日の予定を組み直すための情報と、子どもの体調や気持ちの変化です。

ただ、熱や嘔吐、発疹などの症状は具体的に伝えておきましょう。ほかの子どもへの感染が心配な病気かどうかを、事業所が判断する材料になります。

疲れや「行きたくない」が理由のときは、ぼかさずにそのまま伝えて大丈夫です。行き渋りが続いているなら、それは事業所にとって支援の内容を見直すきっかけになる大事な情報です。理由がまだ分からなくても、「理由は分からないのですが、今朝は強く嫌がっています」と伝えれば十分に役立ちます。家庭の事情を細かく話す必要はありません。

休んだ日にお金はかかる?欠席時対応加算の仕組み

結論から言うと、休んだ日は、通った日と同じ利用料はかかりません。ただし、条件がそろうと「欠席時対応加算」という小さな料金が付くことがあります。

加算とは、事業所が特定の対応をしたときに、国の基準に上乗せされる報酬のことです。欠席時対応加算は、休んだ日に事業所が保護者と連絡をとり、相談にのった手間に対して付く報酬です。こども家庭庁の通知では、次の条件がそろったときに付けられることになっています。

  • 急病などで利用を取りやめ、その連絡が利用予定日の前々日・前日・当日にあったこと
  • 事業所が電話などで子どもの様子を確認し、次の利用につなげるような相談にのったこと
  • その相談の内容を事業所が記録していること

当日の朝に事業所から折り返しの電話が来て体調を聞かれるのは、この相談にあたることが多いからです。訪問や面会までは必要ありません。

金額は、2026年時点で1回94単位です。1単位は地域によって10円〜11.20円程度に換算されるため、報酬としては1回およそ940円〜1,050円ほどになります。付けられるのは月4回までです(重症心身障害児を主に受け入れる事業所では、利用率が低い月に限り月8回まで)。

ここからが保護者にとって大事なところです。欠席時対応加算も報酬の一部なので、原則1割の利用者負担の計算に入ります。単純に1割で考えると1回100円前後です。ただ、利用者負担には世帯の所得に応じた負担上限月額(0円・4,600円・37,200円)があり、その月の支払いがすでに上限に届いていれば、加算が付いても支払いは増えません。上限額の考え方は放課後等デイサービスの料金と月の上限額で詳しく説明しています。

逆に、3日以上前に分かっている休み(通院・学校行事など)を早めに伝えた場合は、この加算の対象になりません。予定が分かったら早めに伝えるのは、事業所が別の子の利用を調整しやすくなるという意味でも助かる連絡です。実際の請求の扱いやおやつ代などの実費の扱いは事業所や自治体で違うので、気になるときは利用料の明細を見ながら事業所に聞いてみてください。

💡 お金のことで、ここだけ覚えておけば大丈夫

休んだ日は通った日の利用料はかかりません。加算が付いても1回100円前後で、負担上限月額に届いている月は支払いが増えません。「休むと高くつく」心配はいりません。

休みが続く・欠席が多いと、契約や枠はどうなる?

休みが多いときの契約や利用枠の扱いは、国が一律に決めているものではありません。事業所ごとの契約書や重要事項説明書に書かれたルールで決まります。

ソファの脇の床に置かれたままのオレンジ色のリュック。出かけずに家で過ごす日のイメージ

長く利用がない状態が続いたときの扱いを、契約の中で決めている事業所もあります。どのくらいの期間が目安なのか、そもそもそうした取り決めがあるのかは、書類を見ないと分かりません。気になったら、次のような点を確認しておきましょう。

✅ 休みが続きそうなときに確認すること

  • 契約書や重要事項説明書に、長く休んだときの扱いが書かれているか
  • 曜日や回数を一時的に減らして、枠を残せるか
  • 再開の目安を伝えておけば、待ってもらえるか
  • 相談支援専門員にも状況を伝えたか

枠を守るために、無理に通わせる必要はありません。いちばん効くのは、休みが続きそうだと分かった時点で「いつ頃戻れそうか」「回数を減らしたい」を先に伝えることです。事業所にとって困るのは、休みそのものより、見通しが分からない状態が続くことだからです。受給者証は有効期間内であれば、休んだことだけで使えなくなる仕組みではありません。ただ、長く休んだあとの支給量の見直しなど、自治体によって扱いが違う部分もあるので、心配なときは市区町村の障害福祉の窓口にも確認してください。

行き渋りで休みがちなときの考え方

行き渋りで休む日が増えてきたら、休むかどうかの判断より、何が負担になっているのかを事業所と一緒に探すことのほうが大切です。

休ませること自体は問題ありません。ただ、理由が分からないまま休みと登所をくり返すと、親も子も毎朝消耗します。嫌がる理由の切り分け方や、休む日の決め方、事業所への相談の言い方は、療育に行きたがらないときの対応にくわしくまとめています。

相談しても合わない状態が続くなら、回数を減らす、別の事業所を探すといった選択肢もあります。迷ったときは放課後等デイサービスのやめどきで、やめる以外の中間の道も確かめてみてください。

まとめ

  • 休むときは、分かった時点で、事業所が決めた方法で連絡します。送迎がある日は迎えの前に伝えます
  • 理由は短く事実だけで十分です。体調の症状と、行き渋りは具体的に伝えると役立ちます
  • 休んだ日は通った日の利用料はかかりません。前々日〜当日に連絡し、事業所が相談にのった場合に欠席時対応加算(2026年時点で94単位・月4回まで)が付くことがあります
  • 加算の1割負担は1回100円前後で、負担上限月額に届いている月は支払いが増えません
  • 休みが多いときの契約や枠の扱いは事業所の書類で決まります。見通しを先に伝えるのがいちばんの対策です

今夜はここまでで大丈夫です。明日、時間のあるときに、契約のときにもらった重要事項説明書を開いて、欠席の連絡方法と締め切り時間だけ確かめてみてください。

よくある質問

放課後等デイサービスを当日の朝に休むと連絡しても大丈夫ですか?

大丈夫です。体調不良や急な用事で当日に休むのは、事業所も想定している出来事です。送迎がある日は迎えの車が出る前に、事業所が決めている方法(電話・アプリ・連絡帳など)で伝えてください。連絡の締め切り時間がある事業所もあるので、契約時の書類で一度確認しておくと安心です。

休むたびに欠席時対応加算のお金を払うのですか?

毎回ではありません。2026年時点の国のルールでは、急病などで利用予定日の前々日・前日・当日に休みの連絡があり、事業所が電話などで様子を聞いて相談にのり、その内容を記録した場合に、月4回まで付けられる仕組みです。付いた場合も、世帯の負担上限月額に届いている月は支払いが増えません。請求の扱いは事業所に確認してください。

休む理由に「行きたくないと言っている」と正直に伝えてもいいですか?

伝えて大丈夫です。むしろ、行き渋りは事業所が支援を見直すきっかけになる大事な情報です。理由が分からないときは「理由はまだ分からないのですが、今朝は強く嫌がっています」とそのまま伝えれば十分です。

1か月ほど休みたいとき、受給者証や契約はどうなりますか?

受給者証は有効期間内であれば、休んだことだけで使えなくなる仕組みではありません。一方で、長く休んだときの契約や利用枠の扱いは国の一律ルールではなく、事業所の契約書や重要事項説明書で決まります。休む前に「いつ頃戻れそうか」を添えて事業所に相談し、扱いは自治体の窓口にも確認してください。

参考・出典

本記事は公的機関等の公開情報をもとに作成した一般的な情報提供であり、医学的な診断・助言に代わるものではありません。 制度の内容はお住まいの自治体や時期によって異なる場合があります。最新の情報は各公式窓口でご確認ください。