📋 制度とお金 療育手帳の更新はいつ?再判定の流れ・必要なもの・非該当になったときの備え
この記事の目次
療育手帳の更新(再判定)の通知が届いて、不安になっていませんか。先に結論をお伝えすると、更新は多くの自治体で数年ごとに行われ、期限の数か月前に窓口へ連絡して予約すれば間に合います。再判定で非該当になったとしても、使える支援がすべて消えるわけではありません。この記事では、更新の時期・手続きの流れ・当日の内容・非該当への備え・期限切れの対処まで、2026年時点の情報で整理します。
療育手帳の更新はいつ?何歳で再判定があるのか
更新の時期は全国一律ではなく、自治体ごとに決まっています。手帳に記載された「次の判定年月」が目安です。
療育手帳は、厚生労働省の通知をもとに各自治体が運用している制度です。そのため更新(再判定)の時期や区分も自治体によって異なります。多くの自治体では、手帳そのものや交付時の案内に次の判定年月が書かれています。
例えば東京都は、愛の手帳の再判定を3歳・6歳・12歳・18歳のタイミングで受けるよう案内しています。成長で状態が変わりやすい子ども時代は短い間隔で、大人になると間隔が長くなる運用が一般的です。
| 項目 | よくある運用の例 | 補足 |
|---|---|---|
| 更新の時期 | 手帳に記載の「次の判定年月」まで | 東京都は3歳・6歳・12歳・18歳 |
| 事前の通知 | 期限前に自治体から案内が届く場合が多い | 通知がない自治体もあるため自己管理が基本 |
| 申請先 | 市区町村の障害福祉窓口 | 児童相談所へ直接予約する自治体もある |
| 判定機関 | 18歳未満は児童相談所 | 18歳以上は知的障害者更生相談所 |
| 待ち期間 | 申込みから面談まで数か月かかることがある | 沖縄県は4〜6か月待つ場合があると案内 |
いずれも自治体により内容が異なります。正確な時期と手順は、お住まいの市区町村の障害福祉窓口で確認してください。

更新手続きの流れと必要なもの
基本の流れは「申請→日程調整→当日→交付」の4段階です。金沢市の例では、申請から面談まで約3か月、面談から新しい手帳の交付まで約1か月かかります。
持ち物も自治体で異なりますが、よく求められるものは次のとおりです。
✅ 更新時の持ち物の例(自治体により異なります)
- 現在の療育手帳
- 顔写真(縦4cm×横3cm・1年以内の撮影が目安)
- 申請書・生活現状調査票など自治体指定の書類
- マイナンバーが確認できる書類(必要とする自治体の場合)
- 印鑑(求められる場合)
案内文書に持ち物の一覧が載っていることが多いので、届いた書類は捨てずにひとまとめにしておくと安心です。
再判定の当日は何をする?子どもへの伝え方
当日は、子どもの発達検査・知能検査と、保護者への聞き取りが中心とされています。内容は初回の判定と大きく変わりません。
検査は絵カードや積み木などを使った課題形式が中心で、テストというより遊びに近い雰囲気で進むことが多いようです。保護者には、着替え・食事・コミュニケーションといった日常生活の様子が聞かれます。所要時間は半日程度が目安です。
子どもには事前に「質問に答えたり、パズルをしたりする日だよ」と伝えておくと、当日の緊張がやわらぎます。当日の機嫌や体調で普段の力を出せない心配があるときは、家庭での様子をメモして持参し、聞き取りの際に伝えましょう。判定は検査の数字だけでなく、生活上の困りごとも含めて総合的に行われるとされています。
当サイトがSNS上の保護者の声117件を集めた調査でも、最も多かったのは取得の是非ではなく、手続きや更新の負担に関する声でした。更新を前に不安になっているのは、あなただけではありません。調査の詳細は療育手帳の親の声117件調査をご覧ください。
再判定で区分が変わる・非該当になったらどうなる?
再判定の結果、区分(A・Bなど)が変わることも、基準に該当せず手帳の対象から外れることもあります。ただし、どちらの場合も備えはできます。
区分が変わると、受けられる手当や割引の内容が変わります。区分が軽くなっても、基準に該当している限り手帳そのものは継続します。
非該当になった場合は手帳を返すことになりますが、支援がゼロになるわけではありません。
💡 非該当でも残る選択肢
児童発達支援や放課後等デイサービスは、手帳ではなく通所受給者証で利用する制度です。また、発達障害の診断があれば精神障害者保健福祉手帳を取得できる場合があります。
非該当になったときの具体的な受け皿は療育手帳が取れなかったときに使える支援で、精神障害者保健福祉手帳への切り替えは子どもの精神障害者保健福祉手帳で詳しく解説しています。
なお、更新を機に「持ち続けるかどうか」を迷ったときは、療育手帳のデメリットも参考にしてください。手帳は返還もできる、やり直しのきく制度です。
期限が切れた・更新を忘れていたときは
気づいた時点で、すぐに自治体の窓口へ連絡すれば大丈夫です。
⚠️ 期限切れに注意
沖縄県のように、再判定の期限を過ぎると割引や減免など手帳による福祉サービスが受けられなくなると案内している自治体もあります。判定の予約は数か月待ちになることもあるため、通知が来たら早めの申請が安心です。
期限が過ぎてしまっても、手帳制度から締め出されるわけではありません。窓口に連絡すれば、再判定の手続きを案内してもらえます。あわせて、特別児童扶養手当など手帳とは別の認定で受けている支援に影響がないかも、窓口で確認しておきましょう。
まとめ
- 更新(再判定)の時期は自治体ごとに異なり、手帳に記載の「次の判定年月」が目安(東京都は3歳・6歳・12歳・18歳)
- 流れは申請→日程調整→当日(検査+聞き取り)→交付。数か月かかることがあるため早めに予約する
- 持ち物は現在の手帳・顔写真・自治体指定の書類などが基本。届いた案内で必ず確認する
- 非該当になっても、通所受給者証や精神障害者保健福祉手帳などの受け皿がある
- 期限が切れても、気づいた時点で窓口に連絡すれば手続きできる
今夜はここまでで大丈夫です。明日やることは1つだけ、手帳を開いて「次の判定年月」を確認すること。写真の準備も予約の電話も、その日付を見てからで間に合います。
よくある質問
療育手帳の更新は何歳のときにありますか?
全国一律の決まりはなく、自治体ごとに時期が定められています。例えば東京都の愛の手帳は3歳・6歳・12歳・18歳で再判定を受ける運用です。多くの自治体では手帳や交付時の案内に次の判定年月が書かれているので、まずそこを確認しましょう。
再判定で療育手帳が取り消されることはありますか?
再判定の結果、基準に該当しないと判定されると手帳の対象から外れることがあります。ただし通所受給者証による児童発達支援等の利用や、精神障害者保健福祉手帳への切り替えなど、手帳がなくても続けられる支援があります。支援がゼロになるわけではありません。
更新を忘れて期限が切れたらどうなりますか?
再判定の期限を過ぎると、割引や減免などの福祉サービスが受けられない場合があります。ただし手帳制度から締め出されるわけではなく、気づいた時点で自治体の窓口に連絡すれば再判定の手続きを案内してもらえます。
再判定ではどんな検査をしますか?
初回の判定と同様に、発達検査・知能検査と保護者への聞き取りが中心とされています。検査は絵カードや積み木などを使った課題形式で、遊びに近い雰囲気で進むことが多いようです。所要時間は半日程度が目安です。