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暖かいランプの光の中で、手に持ったスマートフォンの画面が白く光り、横にノートと鉛筆が置かれている。家庭教師に断られた夜、次の探し方を考えるイメージ 🏠 家庭でのかかわり
家庭でのかかわり 公開: 2026年5月18日

不登校の中学生が家庭教師に断られた|理由の分け方と、不登校に対応する訪問型の探し方・伝え方

この記事の目次
  1. 不登校の中学生が家庭教師に断られたときの、理由の分け方
  2. 家庭教師の前に、公的な道を先に確かめる
  3. 不登校に対応する訪問型の家庭教師の探し方
  4. 例として、家庭教師のノーバスが公式に書いていること
  5. 関東以外に住んでいるなら、オンラインや自宅の教材も選べる
  6. 体験の前に伝えること(伝え方のメモ)
  7. まとめ

電話を切ったあと、子どもの部屋のドアの前で、なんと声をかけようか迷って立ち止まる。家庭教師の会社に学校へ行けていないことを話したら、先生の紹介は難しいと言われた。問い合わせフォームの備考欄に不登校と書いた別の会社からは、まだ返事が来ない。

家でなら勉強できるかもしれない、と思って探した道が閉じたように感じると、気持ちがしぼみます。でも、断られた理由はひとつではなく、理由ごとに次の一手が変わります。

この記事では、まず断られた理由を4つに分けます。そのうえで無料で使える公的な道と、不登校への対応を公式サイトに明記している訪問型の探し方、体験の前に伝えることを順にまとめます。

不登校の中学生が家庭教師に断られたときの、理由の分け方

断られる理由は会社ごとに違い、外から決めつけることはできません。手がかりになるのは、断られたときに言われた言葉です。言われたことを先生・時間帯・地域・対応経験の4つに当てはめると、次に確かめることが見えてきます。

言われたことの例当てはまりそうな理由次に確かめること
条件に合う先生がいまは見つからない先生条件をゆるめるか、時期をずらせば紹介できるか
平日の昼間に入れる先生がいない時間帯夕方や休日、先生の家や教室での指導の有無
その地域には先生が伺えない地域対応地域の一覧と、オンライン授業の有無
不登校のお子さんの指導は体制がない対応経験不登校向けの案内を公式に出している別の会社を探す

理由がはっきり言われなかったときは、「どの条件が合わなかったか教えてください」と聞いてかまいません。先生・時間帯・地域の理由なら、条件や会社を変えると道が開くことがあります。対応経験の理由なら、不登校への対応を公式に書いている会社に移るほうが早く進みます。

💡 断られたのは、子どもの価値とは別の話です

家庭教師の紹介には、先生の空きや時間帯、地域といった条件が関わります。今回は条件が合わなかっただけで、子どもや家庭の頑張りが足りないという意味ではありません。

家庭教師の前に、公的な道を先に確かめる

学校と教育委員会には、お金のかからない相談先があります。家での学びを学校の記録につなげる仕組みもあるので、家庭教師を探すのと並行して動かしておくと安心です。

最初の窓口は担任の先生です。文部科学省は2019年の通知で、学級担任や養護教諭、スクールカウンセラーなどが中心になり、本人や保護者と話し合って支援のシートを作るのが望ましいとしています。担任に「スクールカウンセラーと話したい」と伝えて、面談の予約を相談してみてください。

同じ通知は、支援の目標を登校という結果だけに置かず、子どもの社会的な自立を目指すとしています。家で学ぶ時間も、その道の一部です。

次の候補は、教育委員会が設ける教育支援センターです。通知は教育支援センターに、通いたい子への支援だけでなく、通うことを望まない子への訪問型の支援も含めて、不登校支援の中核になることを期待しています。実際に家庭訪問をしているかは自治体ごとに違うので、住んでいる地域の窓口で確かめてください。文部科学省の「不登校に関する地元の相談窓口」のページから、都道府県ごとの相談先を探せます。

教育支援センターなどで相談や指導を受けた日は、保護者と学校の連携などの要件を満たせば、校長の判断で出席扱いにできます。自宅でICTや郵送の教材を使った学習も、訪問などによる対面指導があることなどを前提に、出席扱いにできます。要件の一つひとつはすららで不登校の出席扱いになる条件で整理しています。

2024年8月の通知では、家などで行った学習の成果を、要件を満たせば学校の判断で成績評価に反映できることがはっきりしました。要件は次の3つです。

  • 学習の計画と内容が、学校の教育課程に照らして適切
  • 学校と家庭が連携し、学習の様子を定期的に把握できている
  • 学校が訪問やオンラインで、本人と関わり続けている

家庭教師と学んだ記録をどう扱ってもらえるかは、担任を通して学校に確かめてください。内申や高校受験への響き方は不登校の中学生の高校受験にまとめています。

勉強のつまずきの背景に発達の特性がありそうなときは、通級による指導も学校に相談できます。通常の学級に在籍したまま、自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害などに応じた特別の指導を受ける仕組みで、中学校にもあります。詳しくは通級指導教室とは?にまとめています。

不登校に対応する訪問型の家庭教師の探し方

訪問型を探すときは、広告やランキングの言葉ではなく、会社の公式サイトに書かれていることで確かめます。見るところは、不登校への対応の記載、無料の体験授業、先生の交代の3つです。

1
不登校への対応が書かれているか専用のページやコース、よくある質問に、不登校の子の指導について書かれているかを見る。
2
無料の体験授業があるか体験にお金がかかるか、体験のあとに申し込まなくてもよいかを見る。
3
先生を交代できるか相性が合わないときに替えてもらえるか、交代に費用がかかるかを見る。

対応地域と希望の時間帯も、最初の問い合わせで聞きます。不登校であることも先に伝えておくほうが、合わない会社で時間を使わずにすみます。

例として、家庭教師のノーバスが公式に書いていること

不登校への対応を公式サイトに明記している訪問型を、一つ見ておきます。家庭教師のノーバスです。以下は、2026年10月6日に公式サイトで確かめた記載です。

公式サイトには「こころの未来」というコースがあり、不登校、ひきこもり、LD、ADHD、自閉症のそれぞれに保護者向けの相談のページがあります。不登校のページには、不登校への理解にもとづく接し方から指導方法まで、専門スタッフが紹介する先生に研修を行うと書かれています。

よくある質問には「現在不登校ですが指導はできますか?」という問いがあり、「できます」と答えています。先生との相性を重視し、無理のないカリキュラムと授業のペース配分で進めるという案内です。カウンセリングと体験授業はどちらも無料で、申し込むまでに料金がかかることはないと書かれています。先生の交代は何回でもでき、費用はかからないとしています。

申し込む前に知っておきたい記載もあります。公式サイトは、「こころの未来」は学習指導に限定したコースであり、心理カウンセラーや特別支援教育の専門家などを紹介するコースではないと明記しています。勉強は家庭教師に、心の相談は学校や教育支援センターに、と分けて頼むのが安心です。

対応地域のページによると、家に先生が来る形は東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城の6都県が専門です。家庭教師のノーバスの公式サイトでは、「こころの未来」の案内と無料体験授業の申し込み方を見られます。

料金の表や入会までの流れは、家庭教師のノーバスは発達障害の子に対応?に公式の記載で整理しています。

関東以外に住んでいるなら、オンラインや自宅の教材も選べる

6都県の外でも、画面越しの授業や自宅で使う教材を候補に入れれば、道は残っています。

ノーバスの公式サイトでは、オンライン家庭教師「ネッティー」で、全国どこでもオンライン授業に対応すると案内しています。ただ、「こころの未来」と同じ配慮をオンラインで受けられるかはページに書かれていないので、問い合わせで確かめてください。

自宅でパソコンやタブレット、郵送の教材を使う学習も、先ほどの要件を満たせば出席扱いにできます。どんな形なら認めてもらえそうかは、始める前に担任に相談しておくと安心です。

地元の訪問型を探すときも、見るところは同じ3つです。

体験の前に伝えること(伝え方のメモ)

体験の申し込みでは、不登校であることと、家での様子を最初に伝えます。診断名を伝えるかは家庭で決めてかまいません。毎日の具体的な様子のほうが、先生選びの材料になります。

時間帯と、本人が先生に会えそうかどうかは、断られる理由に直結するので最初に書きます。

ノートを開き、ペンで箇条書きのメモを書き込んでいる手元。体験の申し込みの前に、家での様子や希望の時間帯を書き出しておくイメージ

✅ 体験の前にメモしておくこと

  • 来てほしい時間帯(平日の昼、夕方、休日)
  • 本人が先生に会えそうか(玄関で会える、部屋から出にくい、など)
  • 学校に行けていない期間と、いまの登校の様子(別室なら行ける日がある、など)
  • 家で勉強できている時間と、止まっている教科や単元
  • 避けてほしい関わり方(学校の話題、急な質問、大きな声など)

本人が先生に会うのを強く嫌がる場合もあります。ノーバスの不登校のページのQ&Aでは、本人が強く拒む場合などは、無理をせずしばらく期間を置いたほうがよいこともあると答えています。体験授業のページでは、体験授業に気が進まない場合に、教え方が分かる「指導マニュアル」を郵送すると案内しています。

家に人を迎えるのが難しいときは、先生の家での指導もできると、よくある質問に書かれています。近くに個別指導塾ノーバスの教室があれば、そこでも受けられます。本人には、先生と会うかどうかを自分で決めてよいことを先に伝えておきます。体験は、合うかどうかを確かめる場です。

まとめ

  • 家庭教師に断られた理由は、先生・時間帯・地域・対応経験の4つに分けて考える。分からなければ聞いてよい
  • スクールカウンセラーや教育支援センターは無料で使える。家での学びを出席扱いや成績につなげる仕組みもある
  • 訪問型は、公式サイトで不登校への対応、無料の体験授業、先生の交代の3つを確かめる
  • 家庭教師のノーバスは、関東6都県で不登校の子の指導を公式に案内している。「こころの未来」は学習指導に限ったコース
  • 体験の前に、時間帯と本人が会えそうかを含めて、家での様子をメモにしておく

今夜はここまでで大丈夫です。明日、断られたときに言われた言葉を一行だけメモに残してください。それが、次の会社に伝える条件の土台になります。

よくある質問

不登校だと、家庭教師に断られることはありますか?

会社によっては断られることがあります。理由は会社ごとに違うので、外からは決めつけられません。先生の空き、希望の時間帯、対応地域、不登校の子への対応の体制のどれが合わなかったのかを、断られたときに聞いてかまいません。条件の理由なら、時期や会社を変えると道が開くことがあります。

家庭教師との勉強は、学校の出席扱いになりますか?

文部科学省の通知が出席扱いの仕組みとして示しているのは、教育支援センターなどで相談や指導を受けた場合と、自宅でICTなどを使って学習した場合です。どちらにも要件があり、決めるのは在籍校の校長です。家庭教師との学習をどう扱ってもらえるかは、担任を通して学校に確かめてください。

「こころの未来」では、カウンセリングも受けられますか?

家庭教師のノーバスの公式サイトは、「こころの未来」は学習指導に限定したコースで、心理カウンセラーや特別支援教育の専門家などを紹介するコースではないと明記しています。保護者や子どもが相談できる窓口「安心こころの相談室」は設けられていますが、心の相談はスクールカウンセラーや教育支援センターなどの公的な窓口と組み合わせて考えてください。

関東以外に住んでいる場合は、どうすればいいですか?

ノーバスの公式サイトでは、家に先生が来る形は東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城が専門で、オンライン家庭教師「ネッティー」なら全国どこでもオンライン授業に対応すると案内しています。自宅でICTや郵送の教材を使う学習も、要件を満たせば出席扱いにできる仕組みがあります。教育支援センターが家庭訪問をしているかも、教育委員会に聞いてみてください。

子どもが先生に会いたがらないときは、どうすればいいですか?

家庭教師のノーバスの不登校のページでは、本人が強く拒む場合などは無理をせず、しばらく期間を置いたほうがよいこともあると答えています。体験授業に気が進まない場合に、教え方が分かる「指導マニュアル」を郵送する案内もあります。本人には、会うかどうかを自分で決めてよいことを先に伝えておきましょう。

参考・出典

本記事は公的機関等の公開情報をもとに作成した一般的な情報提供であり、医学的な診断・助言に代わるものではありません。 制度の内容はお住まいの自治体や時期によって異なる場合があります。最新の情報は各公式窓口でご確認ください。