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電車の窓辺で外の景色を眺める若い人の後ろ姿。本校スクーリングへ向かう移動のイメージ 🏫 園・学校生活
園・学校生活 公開: 2026年5月1日

N高・S高・R高の違いは?本校の場所・学費・スクーリング日程を公式情報で比べ、発達障害の子の選び方も

この記事の目次
  1. N高・S高・R高の違いは何?3校の比較表
  2. 本校の所在地と設置の経緯:なぜ3校あるのか
  3. 学費・コース・入学できる地域は3校で同じ?
  4. スクーリング会場と日程の違い:本校スクーリングを比べる
  5. 発達障害・グレーゾーンの子はどこを見て選ぶ?
  6. 出願前に確かめること
  7. まとめ

N高のことを調べていたら、S高、R高という名前が次々に出てくる。Web出願の画面では、3つのうち1校を選んでくださいと言われて手が止まる。どれかが上なのか、違う学校なのか、選び間違えたら取り返しがつかないのか。寝る前に開いたスマホで、同じページを何度も行き来している。

ここで迷うのは、子どもが入ってから困らないように、1つずつ確かめたいからです。結論から言うと、3校の違いはとても小さく、見るところは限られています。

N高・S高・R高の違いは、2年次に行く本校スクーリングの場所と日程です。学費の表、授業、コース、サポート体制は3校で共通と公式に案内されています。この記事では、本校の所在地と開校の経緯、学費とコース、スクーリングの違いを表で並べたうえで、発達障害・グレーゾーンの子がどこを見て選べばよいかを整理します。根拠は公式サイトと2027年度の募集要項だけで、確認日は2026年10月16日です。

N高・S高・R高の違いは何?3校の比較表

3校はどれも学校法人角川ドワンゴ学園が運営する通信制の高校で、公式サイトのトップには、主な違いは本校スクーリングの会場だけと書かれています。公式の情報を並べると、次のようになります。

比べる点N高等学校S高等学校R高等学校
本校の所在地沖縄県うるま市(伊計島)茨城県つくば市群馬県桐生市
開校2016年4月2021年4月2025年4月
本校の校舎沖縄伊計本校旧つくば市立筑波西中学校の校舎を再活用旧群馬県立桐生女子高校の跡地を活用
本校スクーリング4泊5日3泊4日3泊4日
本校までの自費の移動那覇空港までつくば駅まで高崎駅まで
学費の表3校共通3校共通3校共通
授業・コース・サポート3校共通3校共通3校共通

表の内容は、公式サイトのトップ、スクーリングのページ、S高とR高の開校のお知らせ、2027年度の募集要項によるものです(2026年10月16日確認)。生徒数は3校合計で36,371名(2026年3月末時点)と公表されていて、学校ごとの内訳は公式サイトに載っていません。

本校の所在地と設置の経緯:なぜ3校あるのか

S高とR高は、N高の生徒が増えて、沖縄の本校だけでは受け入れきれなくなったために作られた学校です。別の特色を持つ学校として作られたわけではありません。

古い紙の地図に描かれた日本列島のクローズアップ。沖縄・茨城・群馬にある3校の本校の位置を確かめるイメージ

S高の開校のお知らせによると、2020年10月の時点でN高の生徒数は15,803名でした。沖縄伊計本校のスクーリングで使える教室と宿泊施設は2万人が限界で、それを超えることを見越して、茨城県つくば市にS高を開きました。本校の校舎は、廃校になった中学校の建物を再活用しています。

R高は2025年2月26日に群馬県知事の設置認可を受け、2025年4月1日に開校しました。設置認可のお知らせには、N高とS高の生徒数が2024年12月末時点で合計32,460名まで増え、さらなるニーズに応えるために開校すると書かれています。本校には、廃校になった県立高校の跡地を使っています。

つまり3校は、同じ学びを提供しながら、本校スクーリングの受け入れ先を分けるために増えてきた学校です。新しい学校だから中身が違う、ということはありません。

学費・コース・入学できる地域は3校で同じ?

学費とコースは、3校で同じ表と同じ仕組みです。入学できる地域については、公式サイトに住所で学校が決まるという記載はありません。

2027年度の募集要項には、N高・S高・R高の生徒は選んだコースにかかわらず、共通の「単位制・通信制課程の学費」が必要と書かれています。ネットコースの入学金は10,000円、授業料は普通科で1単位12,000円、普通科ベーシックで1単位7,200円です。就学支援金の差し引きを含めた3年間の総額は、N高の学費と就学支援金で整理しています。3校共通の学費表は募集要項に載っていて、資料は【N高等学校】の公式サイトから無料で取り寄せられます。

コースも共通です。R高の設置認可のお知らせには、必修授業と課外授業、学校行事、部活動、サポート体制、通学コースで使うキャンパスが3校共通と書かれています。ネットコースか、週5・週3・週1+の通学コースかは、どの学校を選んでも同じように選べます。

入学できる地域は、S高とR高の開校のお知らせに、課程が「単位制・通信制課程(広域)」と書かれています。広域は、複数の都道府県から生徒を受け入れる通信制のことです。Web出願では3校のうち1校を自分で選ぶ形で、住んでいる県によって学校が割り振られる、という記載は見当たりません。海外に住んでいる場合や、地域について不安がある場合は、出願前に窓口で確かめてください。

💡 どれを選んでも、学びの中身は変わりません

学費の表、授業、コース、サポート体制は3校共通です。違うのは本校スクーリングの場所と日程だけなので、選び間違えて学ぶ内容が変わる心配はありません。

スクーリング会場と日程の違い:本校スクーリングを比べる

3校で違いが出るのは、原則2年次に参加する宿泊型の本校スクーリングです。公式のスクーリングのページによると、在学中に1回以上、在籍する学校の本校で受けます。3年次に転入・編入した人は3年次に参加します。

比べる点N高S高R高
会場沖縄伊計本校茨城つくば本校群馬桐生本校
泊数4泊5日3泊4日3泊4日
自宅から自費で向かう場所那覇空港つくば駅高崎駅
参加費6万〜7万円程度が多い(年度で異なる)公式サイトに金額の記載なし公式サイトに金額の記載なし

参加費には、現地での学習・活動費、集合場所からの往復の移動費、宿泊費、食費が含まれます。S高とR高の金額は、2026年10月16日時点で公式サイトに記載がないので、窓口で今年度の額を聞いてください。

内容も学校で少しずつ違います。N高は、首里城の見学や紅型の体験、ビーチでのイベントなど沖縄の文化に触れる活動が公式に紹介されています。R高は、2025年3月の発表で、桐生市内の織物・染物の体験や、群馬の名産品を使った調理実習を予定していると書かれていました。S高の具体的な活動は、スクーリングのページには載っていません。

1年次と3年次の全国拠点スクーリングは宿泊なしで、全国の会場から選んで参加します。日数や会場の一覧、行きたがらない子への向き合い方は、N高のスクーリングは年に何日?で詳しく整理しています。

発達障害・グレーゾーンの子はどこを見て選ぶ?

選ぶときの軸は、2年次の本校スクーリングに、子どもがどうすれば無理なく行けるかです。学ぶ中身は同じなので、移動と宿泊の負担で比べると決めやすくなります。

1つ目は移動の手段です。N高は那覇空港までを自分で手配するので、多くの地域からは飛行機になります。S高はつくば駅、R高は高崎駅までなので、関東や近い地域からは電車で向かえます。飛行機や空港の人混みが強い負担になる子なら、ここが大きな差になります。

2つ目は泊数です。N高は4泊5日、S高とR高は3泊4日です。慣れない場所で眠りにくい子や、家を離れる日数が短いほうが安心な子には、1泊の差が意味を持ちます。

3つ目は活動の内容です。海辺での活動が楽しみになる子もいれば、日差しや砂、大きな音が苦手な子もいます。公式に紹介されている内容を子どもと一緒に見て、どれなら参加できそうかを話してみてください。

どの学校でも、本校スクーリングには同じ規定があります。住民税非課税世帯・生活保護世帯、または医師の診断で本校での参加が難しい場合は、本校に相談し、指定の様式で校長に願い出て許可を得ると、本校以外の会場で受けられます。会場での配慮の頼み方はN高への配慮はどう頼む?にまとめています。

出願前に確かめること

出願の画面で1校を選ぶ前に、次の点を窓口や相談会で聞いておくと安心です。登録後に志望校を変えられない決まりや、出願期ごとの締切は、N高の出願の流れと期限で整理しています。

✅ 3校から1校を選ぶ前に聞く5つのこと

  • S高・R高の本校スクーリングの今年度の参加費と、納める時期
  • 本校スクーリングの日程が、学校ごとにいつごろ組まれるか
  • 集合場所(空港・駅)での待ち合わせや、移動中に頼める配慮
  • 医師の診断で本校以外の会場を願い出るときの様式と締切
  • 住んでいる地域や海外在住で、出願できる学校に制限があるか

答えをメモしておくと、子どもと3校を比べるときの材料になります。募集要項にはスクーリングの決まりも載っているので、相談の前に【N高等学校】の公式サイトから資料を取り寄せておくと、質問を具体的にできます。

まとめ

  • N高・S高・R高の主な違いは、2年次に行く本校スクーリングの場所と日程
  • 本校はN高が沖縄県うるま市、S高が茨城県つくば市、R高が群馬県桐生市。S高とR高は生徒の増加に合わせて開校した
  • 学費の表、授業、コース、サポート体制は3校共通。住所で学校が決まるという記載はない
  • 本校スクーリングはN高が4泊5日(那覇空港まで自費)、S高とR高が3泊4日(つくば駅・高崎駅まで自費)
  • 選ぶときは、移動の手段と泊数、活動の内容が子どもに合うかで比べる

今夜はここまでで大丈夫です。明日、子どもと一緒に、飛行機と電車のどちらなら行けそうかを1つだけ話してみてください。

よくある質問

N高とS高とR高で、学費は違いますか?

2027年度の募集要項では、3校の生徒は選んだコースにかかわらず、共通の「単位制・通信制課程の学費」を納めます。入学金はネットコースで10,000円、授業料は普通科で1単位12,000円です。通学コースの学費や本校スクーリングの参加費は別にかかるので、総額は資料で確かめてください。

住んでいる地域によって、入れる学校が決まりますか?

公式サイトには、住所によってN高・S高・R高のどれに入るかが決まるという記載はありません。Web出願のときに3校のうち1校を選ぶ形です。3校とも課程は広域の通信制と案内されていますが、地域について気になることがあれば、出願前に相談窓口で確かめてください。

S高・R高でも、N高と同じ授業やサポートを受けられますか?

R高の設置認可のお知らせでは、必修授業と課外授業、学校行事、部活動、サポート体制、通学コースで使うキャンパスは3校共通と書かれています。S高の開校のお知らせにも、N高と同じ学びができると書かれています。違いは、原則2年次に参加する本校スクーリングの場所と日程です。

S高・R高の本校スクーリングの参加費はいくらですか?

公式のスクーリングのページには、N高の参加費は年度で異なるものの6万〜7万円程度が多いと書かれています。S高とR高も同じ種類の参加費がかかりますが、金額は別に示されていません。2026年10月時点で公式サイトに記載がないので、相談窓口で今年度の額を確かめてください。

参考・出典

本記事は公的機関等の公開情報をもとに作成した一般的な情報提供であり、医学的な診断・助言に代わるものではありません。 制度の内容はお住まいの自治体や時期によって異なる場合があります。最新の情報は各公式窓口でご確認ください。